最近読んだ書籍の紹介 第1回

最近読んだ書籍の紹介 第1回

さあ、写真をはじめよう 写真の教科書

さあ、写真をはじめよう 写真の教科書』は、東京工芸大学の写真学科に所属する1年目の学生たちが、1年間に学ぶ内容をベースに作られた書籍です。2部構成となっており、第1部では制作に必要となるさまざまな技術について解説されており、第2部では第1部の写真技術を支えるさまざまな基礎的な理論を解説しています。

本書は、いわゆるカメラ・写真の入門書という位置づけですが、大学の授業をベースとしているため他の入門書と比較するとカジュアルさはあまりありません。一方で、この分野を体系的に知りたいと考えている人にとっては、本書の網羅性はとても有意義だと思います。

読み終わった上で本書の良い点を挙げるとすると、第1部にある制作演習と作品研究が浮かびます。特に作品研究は、入門者が自力では見つけにくい古き良き名著を取り上げているため、この分野への興味をより広げる一助となると思います。

著:大和田 良, 著:勝倉 崚太, 著:岸 剛史, 著:木村 崇志, 著:船生 望, 著:圓井 義典
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もっと撮りたくなる 写真のアイデア帳

もっと撮りたくなる 写真のアイデア帳』は、いわゆる写真撮影のレシピ本的な一冊です。3部構成となっており、第1部は写真撮影における心構えなどについて触れており、第2部・第3部で本題の写真アイデア26パターンが紹介されています。

インスタなどでありがちなトリッキーな写真の撮り方などではなく、写真の入門者向けの一冊といった感じです。撮影時の設定などテクニック面についても触れられており、私のような入門者には分かりやすい内容となっていました。ある程度慣れた方には、当たり前の内容が多めかもしれません。

ありがちな写真本でもありますので、Amazonや楽天で買われ場合はサンプルを一度確認されると良いかと思います。なおKindle unlimited対象本でしたので気軽に読みやすいかと思い、おすすめの一冊に選びました。

著:河野 鉄平
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「技術書」の読書術

「技術書」の読書術』は、人気作家IPUSIRON氏・増井敏克氏による共著で「技術書(コンピュータ書)」の読書術を指南する書籍とされています。3部構成となっており、第1部は書籍の選び方について、第2部は書籍の読み方について、第3部はアウトプットについて書かれています。

本書は、タイトルの通り技術書の読書術について書いてはいますが、学術論文の読み方のようなイメージで本書を手に取ると失敗します。タイトルから専門性の高い本をイメージするかもしれませんが、本書はカジュアルな書籍であると私は思います。

自分からハードルを上げ過ぎずに読むのであれば、年間を通し沢山の書籍を読まれる著者による読書術本であるため、こういう本の読み方があるのかとか、こういうツールを利用する手もあるのかという新たな発見は得られると思います。個人的には、読書術に関するいろいろなことを新しく知れたのでおすすめ書籍として選びました。

なお本書読まれる場合は、P.145の1冊90分で読む時間制限読書法を読んだ後に読書に取り掛かられると良いかと思います。

著:IPUSIRON, 著:増井 敏克
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これまではプライベートな写真ばかりを撮ってきたのでテクニックはあまり気にしていなかったのですが、最近は写真を上達させたいという思いが少し出てきたため、カメラ・写真関連の本を中心に読んでいます。次は何を読もうかな。

以上、最近読んだ書籍の紹介でした。

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