『BLUE PROTOCOL』で“wellbia.com security service”起動エラーが生じた場合の対処方法
この記事では、オンラインアクションRPG『BLUE PROTOCOL(ブルプロ)』起動時、「wellbia.com security service」に対して許可を与えてもゲームが起動しない場合の対処方法について解説しています。他のゲームで同様のエラーが起きた場合でも使えると思います。
wellbia.com security serviceとは
「wellbia.com security service」とは、韓国Wellbia.comが提供するゲーム向けのセキュリティソリューションXIGNCODEを指します。XIGNCODEはゲームクライアントの偽造や変造、盗用や公正なゲームプレイを妨げる行為に対しての防御を行うセキュリティです。XIGNCODE自体は昔からあるもので有名どころでいうとAVAとかもこちらを採用していた気がします。以下、XIGNCODEに関しての詳細記事。
起動エラーが起きる原因
起動エラーが起きる要因として、Windows 11環境下にてデフォルトで有効化されているメモリ整合性(Memory Integrity)という機能が考えられます(Windows 10でも搭載されているがデフォルトではオフになっている)。なお、メモリ整合性はコア分離の機能です。コア分離、メモリ整合性についてはMicrosoftのサポートに記載がありましたので引用します。
コア分離では、コンピューター プロセスをオペレーティング システムとデバイスから分離することにより、マルウェアや他の攻撃からの保護を強化します。
メモリ整合性は、コア分離の機能です。設定をオンにすることで、攻撃の発生時に悪意のあるコードによる高セキュリティ プロセスへのアクセスを防ぐことができます。
Windows セキュリティでのデバイス保護 – Microsoft サポート
Windowsセキュリティの機能の一部で、有効化されている場合はかなり強い権限を持つようです。このため有効化によりセキュリティ向上が見込めますが、一方で以下のようなデメリットが生じる場合もあるようです。
- アプリケーションとの競合
- メモリ使用量の増加によるパフォーマンスの低下
- ブルスク時、PCを再起動しても無限ループする
- ドライバーが認識できず周辺機器が接続できない
対処方法
「Windows スタート」から検索窓に「コア分離」と入力して検索して、Windowsセキュリティのコア分離画面を開きます。
コア分離の中に「メモリ整合性」という項目があるので、こちらをオフにします。なお、変更後はPCの再起動が求められますので、準備ができたら再起動を行ってください。再起動後は変更が適用され、メモリ整合性はオフになっているはずです。ついでにメモリ整合性がオフになることで、その下の「カーネル モード ハードウェア強制スタック保護:」もオフになります。
この状態にしてからBANDAI NAMCO Launcherを起動して、BLUE PROTOCOLを起動してみると無事にプレイできるはずです。
補足
- メモリ整合性はデメリットもありますが、セキュリティ向上の面では重要なものかと思われます。オンからオフに切り替えるのは、セキュリティリスクが向上するということを理解しておきましょう。
- メモリ整合性がオンになっているものの、灰色になっていて変更できない場合があるようです。その場合はレジストリを編集する必要があるようです。こちらの記事が参考になるかと思います。