ブログにおすすめのレンタルサーバーを探しているならシン・レンタルサーバーを選んでおけば間違いない

ブログにおすすめのレンタルサーバーを探しているならシン・レンタルサーバーを選んでおけば間違いない

ブログを置くためのレンタルサーバーは色々ありますが、現状はシン・レンタルサーバーが一強だと思います。この記事ではそう思う理由について書いています。

なお、私のレンタルサーバー遍歴は「エックスサーバー > mixhost > シン・レンタルサーバー」となっています。よって使用感を含めた比較はこの3つのサーバーで行います。記事中には他の有名どころサーバーも登場しますが、こちらはカタログスペック上での比較となります。

Contents

私のレンタルサーバー使用遍歴

まず簡単に私のレンタルサーバー使用遍歴について簡単に書きます。

前述しましたが、私は「エックスサーバー > mixhost > シン・レンタルサーバー」という順でレンタルサーバーを渡り歩いてきました。

エックスサーバーを利用し始めたのは4年ほど前で、このブログで今も使用しています。mixhostは、別のブログにて4ヶ月ほど使用しました。アダルトではないのですが際どいイラストを掲載する予定があったのと、新しいサーバーを使ってみたいという考えから採用しました。シン・レンタルサーバーは、mixhostからの乗り換え先として選び、現在運用しています。

まとめると、現在はエックスサーバで1サイトとシン・レンタルサーバーで1サイトを使用しており、mixhostは4ヶ月ほどで使用をやめた形となります。

サーバーの概要

エックスサーバー

スタンダードプレミアムビジネス
初期費用0円
3ヶ月契約(月額)1,320円2,640円5,280円
6ヶ月契約(月額)1,210円2,420円4,840円
12ヶ月契約(月額)1,100円2,200円4,400円
24ヶ月契約(月額)1,045円2,090円4,180円
36ヶ月契約(月額)990円1,980円3,960円
CPU / メモリ6コア / 8GB8コア / 12GB10コア / 16GB
ディスク容量300GB400GB500GB
転送量無制限無制限無制限

エックスサーバーはサービス開始から20年、安定したサービス提供を続ける老舗レンタルサーバーです。老舗ながら高性能であり、最新のレンタルサーバーと比較しても遜色ないのが特徴です。安定稼働を求めるならエックスサーバーを選んでおけば間違いないと言えます。

また、エックスサーバーはその信頼性から日本のレンタルサーバーでシェアNo.1(2023の日本でのウェブホスティングのマーケットシェア | HostAdvice)を獲得しています。シェアが多いということは、トラブルシューティングの情報も豊富ということになりますので、万が一利用していて問題が発生した場合などに検索でヒットする可能性が高いと言えます。なお、エックスサーバーはサポート体制が優れているため、問題が起きた際にメールや電話で相談するということも可能です。

正直エックスサーバーを使用していて不満が出たことはありません。というのも、エックスサーバーの安定性は確かなものであり、サーバースペックも現状のレンタルサーバー業界の中で十分上位に入るため、個人ブログ程度では気にするような問題は生じていません。実際に4年使用しているわけですが、今までストレスなく使えています。

それと地味に便利な機能が「WordPress クイックスタート」という機能です。サイト運営経験のない初心者が、WordPressでブログを始める場合にまず超えなくてはならない壁「WordPressの環境構築」を、クイックスタートなら簡単に行うことができます。

これから始めるならば私はシン・レンタルサーバーを推しますが、最終的に迷ったならばエックスサーバーを選ぶと良いと思います。実際、このサイトにはエックスサーバーを使用しているわけですが、わざわざ手間をかけてシン・レンタルサーバーに移行しようとは思いません。

mixhost

スタンダードプレミアムビジネス
初期費用0円
3ヶ月契約(月額)2,200円4,400円8,800円
12ヶ月契約(月額)1,650円3,300円6,600円
36ヶ月契約(月額)1,320円2,640円5,280円
CPU / メモリ6コア / 8GB8コア / 12GB10コア / 16GB
ディスク容量300GB400GB500GB
転送量無制限無制限無制限

mixhostはサーバー内で扱えるジャンルが広い(主にアダルトや出会い系)ことが強みのレンタルサーバーです。2016年にサービスを開始したエックスサーバーと比較すると新しいレンタルサーバーです。

小難しい話になりますが、mixhostはLiteSpeedというサーバーソフトを使用しており(エックスサーバーはNginx)、これによる高速処理も売りにしています。ちなみに参考までにですが、LiteSpeed側の調査によるとWordPressをロードする際の表示速度ではNginxの最大12倍、Apacheの最大84倍の速さらしいです。

なおmixhostでLiteSpeedを十分に利用するには無料の公式プラグインの導入が必須であり、またこのプラグインがかなりの曲者です。ブログをmixhostに置いていた際は、この公式プラグインLiteSpeed Cacheを使用していました。しかし、このプラグインは使用しているサーバー・WordPressのバージョン・WordPressテーマ・PHPのバージョに加えて、導入している他のプラグインの種類によって細かな設定が必要であるため、一度十分な設定を行っても何かしらにアップデートが入った場合には再度設定を見直す必要に迫られることが多々ありました。常に最適な設定を行えていれば十分すぎる力を発揮してくれるのですが、それほど知識のない私には運用が難しいプラグインでした。

mixhostはLiteSpeed Cacheがあって高速化されるレンタルサーバーであるため、このプラグインなしではGoogleのPageSpeed Insightの評価項目FCPやLCPで高得点を取ることは難しいと感じました。実際、mixhost利用時にFCPやLCPが赤表示だったのが、後述するシン・レンタルサーバーに乗り換えただけで緑表示に近づきました。

ブログ初心者の方にとっては小難しい話だったかもしれませんが、要点をまとめると、mixhostは初心者が使用するにはあまり向かないと私は思います。

シン・レンタルサーバー

ベーシックスタンダードプレミアムビジネス
初期費用0円
3ヶ月契約(月額)990円1,980円3,960円7,920円
6ヶ月契約(月額)990円1,980円3,960円7,920円
12ヶ月契約(月額)880円1,780円3,560円7,120円
24ヶ月契約(月額)825円1,650円3,300円6,600円
36ヶ月契約(月額)770円1,540円3,080円6,160円
CPU / メモリ6コア / 8GB8コア / 12GB10コア / 16GB12コア / 20GB
ディスク容量300GB400GB500GB600GB
転送量無制限無制限無制限無制限

シン・レンタルサーバーは2021年にサービス開始された新しいレンタルサーバーです。名称が異なりますが、運営元はエックスサーバーを提供しているエックスサーバー株式会社です。エックスサーバー株式会社にとっては「エックスサーバー」→「wpX Speed」→「シン・レンタルサーバー」と3番目のレンタルサーバーサービスとなります。

このレンタルサーバーの特徴は以下です(公式サイトより引用)。

  1. サーバー性能は「エックスサーバー」水準をそのままに、対性能比で国内最安、業界No.1のコストパフォーマンスを追求。
  2. 「エックスサーバー」と同じ各種機能、同じサーバー管理ツールを採用。
  3. さらなる高速性、機能性を目指し、新技術の導入により業界最先端のレンタルサーバーを目指す。
新世代レンタルサーバー【シン・レンタルサーバー】

ポイントは3番目の特徴である「さらなる高速性、機能性を目指し、新技術の導入により業界最先端のレンタルサーバーを目指す」です。

エックスサーバーが積み上げてきた安定性という名の信頼を重視するのに対して、シン・レンタルサーバーはエックスサーバーで培ってきた安定性の知見を活かしながら、積極的に最新技術を取り入れていくことを重視しています。実際この成果は如実に表れており、料金の安さと速度を両立することで現在は一人勝ちしています。

またエックスサーバーと同じでWordPress クイックスタートも備わっているため、WordPress環境の構築は簡単に行うことができます。

プランは4プラン(「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」「ビジネス」)ありますが、個人ブログ程度(100万PVあっても)であればベーシックプランで十分です。

実際に使ってみて感じたことは、このレンタルサーバーはとにかく速いです。そのうえエックスサーバーをベースとしたレンタルサーバーであるため、新しいサービスと言ってもエックスサーバーの知見をそのまま活かせる機会が多く、小さなトラブルが起きても検索すれば答えが見つかるというのがとても良い点です。なにより1年(12ヶ月)でも月額880円と安く、また定期的に開催されるキャンペーンを利用すればさらに安く利用することができます(執筆時は30%OFFキャンペーンで月額880円→616円になってた)。

ブログの運営を行う場合ランディングコストを抑えることは重要です。圧倒的に安く、それでいて性能も最も良いシン・レンタルサーバーを選ばない理由はないと思います。

サーバーの比較

エックスサーバー
スタンダード
mixhost
スタンダード
シン・レンタルサーバー
ベーシック
初期費用0円
12ヶ月契約(月額)1,100円1,650円880円
24ヶ月契約(月額)1,045円825円
36ヶ月契約(月額)990円1,320円770円
CPU / メモリ6コア / 8GB6コア / 8GB6コア / 8GB
ディスク容量300GB300GB300GB
転送量無制限無制限無制限

どのサーバーも個人ブログ程度であれば一番下のプランで十分なので、ここでは上記で比較します。

エックスサーバーは価格面では中間といった感じです。性能はシン・レンタルサーバーやLiteSpeed Cacheを導入したmixhostに劣る面はあります(なおエックスサーバーもプラグインを入れることで同じぐらいの性能にすることは可能)。

しかし、エックスサーバーの一番の魅力は圧倒的な安定性であるため、他のレンタルサーバーとはそもそも戦う土俵が違うとも言えます。また、ここでは紹介していませんが歴史のあるレンタルサーバーは他にもあります。しかし、安定性という面に関してはエックスサーバーが最も優れています。

mixhostは私がブログを始めた頃(4年前)は、料金が安くて多ジャンルに対応、そのうえ高速のサーバーソフトを使用しているということで人気でした。しかし、2022年11月8日に価格改定がされてからは月額料金が跳ね上がり、スタンダードプランの3年契約(36ヶ月)でも月額料金が1000円を超えるようになりました。レンタルサーバーにありがちなキャンペーンにより、初回のみ55%引きで利用できるようになっていますが、契約終了後は割引適用なしの月額料金になるため、現在は本音をいうとmixhostのファンでもない限り使用するメリットはないのではないかと思います。

多ジャンル対応のメリットが大きいと感じる方がいるかもしれませんが、実はシン・レンタルサーバーはアダルト系での使用も可能となっています(エックスサーバーは禁止しているので注意)。

また、安定性に関してですが、mixhostは過去に基幹システムの重大な不具合によりPHPファイルの中身が自由に閲覧可能になり、MySQLのユーザー名やパスワードが丸見えになるという不具合がありました。この障害が発生した時期はmixhostのサービスが開始されてから間もない時期であったため大きなトラブルは仕方ないという見方もできます(現在は安定運営されていると感じる)。しかし、安定性を重視してレンタルサーバーを選ぼうと思うのであるならば、長い期間安定稼働している上にランディングコストも掛からないエックスサーバーに軍配が上がるのではとも思います。

シン・レンタルサーバーはどう見ても現在のレンタルサーバー界においてコスパ最強と言えます。ConoHa WINGのベーシックとよく比較されますが、機能面やパフォーマンスに違いはほぼなく、一方で料金はシン・レンタルサーバーの方が圧倒的に安いといった形ですので、現在選ぶならシン・レンタルサーバ一択ではないでしょうか。

シン・レンタルサーバーはまだあまり長いこと使用していませんが、使用感はエックスサーバーと大差ありません。安定性でエックスサーバーに並ぶことはありませんが、これまでに培った知見が活かされているため、十分安定的にサービス提供されていると思います。

表には「CPU /メモリ」「ディスク容量」「転送量」についても記載していますが、これらはどのレンタルサーバーでも同じようなものなので特に気にする必要はありません。

結論

色々書いてきましたが、結論としてはこれからブログ用のレンタルサーバーを契約するならシン・レンタルサーバーがおすすめです。エックスサーバーを通して培ってきた信頼は、そのままシン・レンタルサーバーに適用可だと思います。

なによりコスパが圧倒的ですし、サーバー契約すれば独自ドメインが永久無料で利用できます。ドメインコストも削減できるのでランディングコストを大幅に抑えることがます。

シン・レンタルサーバーおすすめです。

それでも歴史の浅いサービスには不安があるということでしたら、エックスサーバーを契約すると良いと思います。再三書いていますが、安定性でエックスサーバーに勝るレンタルサーバーはありません。

mixhostに関して、この記事では結構散々に書いてしまいましたが、やはりキャンペーン適用されない普段の月額料金が高すぎます。また環境に合わせたLiteSpeed Cacheの設定が初心者にはなかなか難易度が高い作業であるため、私としてはあまりお勧めできません。もちろん、これら諸々を許容できる場合はmixhostを選べばよいと思います。

以上です。

レンタルサーバーの比較記事は溢れていると思いますが、今回は実際の経験を踏まえて比較してみました。

レンタルサーバーは契約する場合、だいたい1年(12ヶ月)以上の契約がお得になります。また新規サイトが芽を出すには同じく1年ほどは掛かりますので、ランディングコストを意識することはとても大切だと思います。使い始めたものの合わなくて他のレンタルサーバーに移るとなるとまたコストが掛かります。

この記事が、閲覧された方々のレンサバ選びの一助になれば幸いです。

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